●音程って大切?グループでレッスンに来る生徒(同じ学校の生徒が一緒に来る)の7割ほどがクリップをベルに付けるタイプのチューナーを持っている。練習の間じゅうチューナーを着けっぱなし子も少なくない。学校での指導によるものらしいが、まさか本番中に着けているわけにはいかないだろうし、結局耳が良くなる以外は音程なんて合わせようがないばかりでなく、チューナーに合わせようとすれなするほど音が細くなるという弊害がある気がする。私はいつも「音程のことは最後に考えなさい」と教えている。 なぜなら、本番での強弱が決まらないうちに音程を考えても無駄だと思うからだ。ピアノからフォルテまで同じ音程で吹くことはとても難しいことで、一人や二人音程の良い生徒がいたとしても、周りができなければ意味が薄く、音程を意識するばかりに音色(特に鳴り)を犠牲にして行ってしまうことが多々あるような気がしてならない。 「音程のことは最後に考えなさい」 |